田母神さんの街頭演説

職場の近くで都知事候補の田母神さんが街頭演説をしていたので見に行ってみた。

さほど広くはない駅前の通りは数百人の人だかりでごった返していた。


公共事業の積極的実施による都の強靭化、都民税の減税、雇用創出による中小企業支援など、興味深い政策を主張していた。

他にも、教育から自虐史観を廃し、子供達が日本人であることに誇りを持てるようにしよう、と訴えているのも印象に残った。

東京都の教育委員は、都議会の同意を得た上で、都知事が任命することになっている。現在の6人の委員は石原知事時代に任命されたものだが、いずれも次の都知事の任期中に交代する。
そのときに、もし自虐史観に塗れたサヨク的な人物が都知事の椅子に座っていたとしたら、都の教育は大きくゆがめられる可能性が高い。

教育委員会がどんな仕事をしているのか、普段ウオッチはしていないが、わりとこういうまともなこともしているようなのである。

 東京都教育委員会は22日、来年度に都立高校で使用する日本史教科書を採択し、学習指導要領で指導を義務づけられた国旗掲揚、国歌斉唱を「強制」と記述した実教出版(東京)の教科書はいずれの学校も選定せず、採択対象にならなかった。

 問題となった教科書は、1、2年生が使用する「高校日本史A」と「高校日本史B」。国旗掲揚や国歌斉唱について「一部の自治体で公務員への強制の動きがある」と記されている。

 これに対し、都教委は「『適正に実施することは、児童・生徒の模範となるべき教員の責務』とする都教委の考え方と異なる」として、6月に「使用は不適切」とする見解を議決。都立高校など216校に通知していた。

【MSN産経ニュース、2013.8.22 12:14】

恐らく、今回のいずれの候補が都知事になったとしても、経済や福祉といった基本的な部分に関しては程度の差はあれ、そこそこやるだろう。予算を組むのは官僚だし、都議会だって一応仕事はするだろうから。

しかし教育委員の任命のように余り目立たないこと、知事の意思が反映されやすい部分に関しては、十分に注意が必要である。

教育の現場が反日思想、自虐史観に塗れたものになってしまっては、日本にとって大きな損失となるだけでなく、子供達にとっても不幸なことだろう。