入間基地航空祭2013 その2
つづき。
メインイベントのブルーインパルス演技が始まるまでの間、基地内をうろうろしてみた。
坂戸市や鶴ヶ島市などといった周辺自治体がここぞアピールのときとばかりにブースを出展していたのだが、
なんだこれは。。
真ん中にいるのは弾道ミサイル迎撃システム、PAC-3のマスコットキャラである「パックさん」。
何でゆるキャラごときに「さん」づけやねん。。。って、そのまんまじゃねーか!!
でも子供達には人気で沢山のカメラが向けられていた。
その両脇にいるのは、日高市のゆるキャラ「くりっかー&くりっぴー」だそうだ。何でも『日高市の鳥「カワセミ」をモチーフに、特産品の「栗(くり)」の形をした体、頭には「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」の花をあしらったもの』だということだそうだ。栗はともかく、この造形でカワセミは無理じゃないかと思う。
さて、格納庫にはおなじみT-4が据えられ、実際に油圧を掛けてフラップなどが動く様子を実演していた。
その脇には各航空機のエンジンが。
T-4が搭載する純国産ジェットエンジン、F3-IHI-30。C-1などの輸送機が使用するものに比べると、さすがにコンパクトにできている。
そうこうするうちにブルーインパルスの演技が開始。俺は混雑を避けて比較的空いていた飛行場に向かって右奥の後ろのほうに陣取って観戦することにした。
前回はオートフォーカスで上手く取れなかったので、今回はマニュアルフォーカスで機体を追う。でもやっぱりピントを合わせるのは難しい。
おそらく「サンライズ」という技。やはり1機たりないと何か違和感が。。
一番息を呑んだのは、やはり2機が向かい合わせに突っ込んで、観客席前でスレスレのところで行き違う技。マジでぶつかるんじゃないかと怖かった。
そしてマンガの「宇宙兄弟」でもとりあげられていた「バーティカルクライムロール」。たしかにあれを見せられたら、どんな鬼上司にも納得してもらえるに違いない、と確信した。
そんな風に盛り上がってきたところで、突如アナウンスがあって演技が中断。10分ほど待たされた挙句、結局このあとの演技は中止となってしまった。
なんでも、付近に事故があったとかでヘリの出動要請がかかり、空域の安全確保ができなくなったそうだ。
せっかくのメインイベントが不完全燃焼に終わってしまい、残念なことこの上ない。
会場からはため息が漏れたものの、それでも文句や悪態をつくような人は誰一人いなかった。これが特亜だったらきっと暴動でもおきてたんじゃないかと、ほっとする。
気を取り直して、F-15の展示飛行。
アフターバーナーを吹かして飛び立つ2機のイーグル。やはり大型戦闘機は迫力がある。
展示飛行といっても、基地へ帰投するついでに観客席前をパスしときますね、程度のもので大したことはしなかった。
F-2も今回は出番なしでお帰り。
ブルーインパルスの隊員もお帰り準備中。彼らも日ごろの成果が見せられなくて残念だったろう。
ブルーインパルスのクルーも主役を送り返してすっかりリラックスした表情に。観客の声援に応えていた。
天気も曇りだったし、混雑のせいで見たいものもなかなか見れなかったりとコンディションは厳しく、さらにトラブルもあったりでやや不完全燃焼ではあったが、思い通りにいかないのもまた楽しからずやだ。また来年も是非見に来たい。
自衛隊のみなさん、お疲れ様でした。また明日から頑張ってください。