科学技術館

科学技術館にいってきた。

ここに来るのはもう何年ぶりだろう。子供のころ、父ちゃんにつれられて何度か来た事があるのだが、そのころからすでに何だか古ぼけてやばそうな建物だった気がする。

天気がよかったので九段下駅から風景をいくつかパチリ。


九段会館。もう100年近くになる由緒正しい建物だが、あの震災時の死亡事故のために廃業してしまっていたとは知らなかった。しかもその後の措置が決まらず放置状態らしい。
ここでは昔、「ビートルズ復活祭」というイベントを毎年やっていて、よく通ったものである。一度ここの屋上ビアガーデンも行ってみたかった。何だか寂しいやらもったいないやら。




技術館に向かって北の丸公園をぶらぶら歩く。武道館ではフジテレビ主催のライブイベントをやっていた。

どうせカンリューとかいうやつばっか出てるんだろう、と思ってちょっと調べてみたら、わりかしまとも目な国内歌手とかが出ているようだった。特に興味はないのだが。


で、科学技術館に到着。


この六芒星型の窓が子供のころからとても印象的だった。まったく変わらぬたたずまいで安心した。ペンキを塗りなおしたのか、壁の白さは記憶のそれよりさらに眩しかった。
館内も綺麗にリニューアルされていて、ショボイ感じを想像していたのは見事に裏切られた。とにかく触って動かして体験できる展示が中心で、科学の基本を体験するにもってこいである。最新の技術に関する展示もきちんと取り入れられている。

科学技術館のウリは館内のあちこちで開催されるワークショップ。題目は初歩的なものではあるが、現代の先端科学もこの初歩の技術があってこそだ。あらためて見せられると、へえぇ、そうだったんだぁと思わされること頻りである。



「電気と磁石について」のミニ講義。
目の前で繰り広げられる実験に子供達が目を輝かせている。俺も昔、こうだったんだなぁ。このころは理科、大好きだったんだけどなぁ。

何しろそこかしこでいろいろなワークショップが開かれているので、うまく時間を調整して効率的に廻るのが求められる。館内展示もじっくり見ればまことに見ごたえのあるもので、まる一日遊ぶことができる。

たっぷり遊んだあと、近いので靖国神社におまいりしてきた。



スマホのカメラ性能も随分上がったものである。

鳥居の脇には、英霊たちの内地へ向けた手紙がかわるがわる掲示されている。
今日見たのは、22歳で戦死された英霊の、妹に向けた手紙であった。
あまりに立派すぎてわが身が恥ずかしくなる内容であった。
昔の日本人は、本当にすごかった。なんだか申し訳ない思いである。