イメージとフレーズについて その1

先日、高校時代の友人二人と1年ぶりに飲む機会があった。

国会党首討論解散発言があった直後だったので、コイツらは政局についてどう思っているのだろうと、それとなく話題を振ってみた。

A君「いや、いままではともかく、あの党首討論野田の勝ちだったよなー」
B君「あれで間違いなく民主の株は上がったね

まさにTVのコメンテーターそのままの認識。愕然としてしまった。


一応、今回の総選挙の重要性と考えるべきポイントについて訴えてはみたものの、酒の勢いに押され、あまり突っ込んだ話もできず流されてしまった。
実に慙愧に堪えない。


そして昨日、カミさんとの会話にて。

俺が安倍総裁を応援してる、と聞いたカミさんの職場の同僚が、
「なんで半纏木君は安倍さんなんか応援してるのかなー?やーめたって言って辞めちゃった人でしょ?ぷんぷん!」と憤慨していたんだそうだ。

残念ながら、これが現実なのだろう。普段保守系ブログに出入りし、Youtubeで政治ネタをあさってばかりいるとつい思い上がってしまうのだが、マスゴミの洗脳、プロパガンダの力は未だ侮れるものではない。

こういう「イメージ」によって刷り込みされた人に対して、理屈や道理を並べて教え諭しても、実際のところあまり効果は期待できない。
誤った「イメージ」には、まず正しいイメージによる上書きが必要である。
いかなる正しい理論も、偏見のバリアーをまず拭い去らなければ、興味のない人には全く響かないな、と思った次第である。


そういう意味で俺たちは、マスゴミのイメージ戦略やフレーズをむやみに批判するばかりでなく、その手法を良く理解して、情報を歪めない範囲で適切に使っていくことも重要であると思う。

とはいえ、ことネガティブなフレーズづくりに関しては、敵さんのほうが現状一枚も二枚も上手なんだよなぁ。。