8/25 嫌韓デモに参加する。

8月25日(土)、新宿で「韓国征伐国民大行進」なる保守系デモに参加してみた。
デモの情報はあらかじめネットで得ていた。
主催者は「日韓断交共闘委員会」、よくわからないが、維新政党新風等が協賛しており、まあ、かなり極右傾向の強いデモになるだろうなとは予想していた。


16時半の出発時間に集合場所の柏木公園につくと、すでにかなりの人数が集まり、隊列を作って街に繰り出そうとしているところだった。人数はおおよそ500人ばかりだろうか。横に2,3人が並んで列を作るとかなりの長さになる。さすがに旬な問題なだけあって注目度はなかなかのようだ。


ところで、柏木公園を出発する際、公園出口の地面にゴキブリを這わせた韓国旗がおいてあり、参加者はそれを踏みつけてから出発するようなしかけになっていた。
残念だが、これを見て俺はちょっと引いてしまった。


ちなみに外国旗を侮辱する目的で毀損すると、外国国章損壊罪という犯罪である。たとえ属国旗で八卦も陰陽もデタラメな気の毒な旗とはいえ、国際社会において尊重すべき他国の旗である。こういうことをするのは特亜住民だけにしてほしい。ルールを守って、正しくね。


まあ、そんなふうにテンションが初っ端から下がってしまったが、気を取り直して行進に参加する。

隊列は新宿駅西口から南口へとぐるりとまわり、明治通りから大久保方面へと進む。さすがに休日の都心ど真ん中だけあって、ギャラリーも多くかなりの注目を受けている。
トピックとしては一般の人の関心も比較的高いのだろう、TPPデモをやったときに感じたような冷ややかな視線はあまりなかったように思う。

隊列が新大久保にさしかかると、参加者の緊張感が高まりシュプレヒコールにも力がこもってくる。

「日韓!」「断交!」
「韓国!」「粉砕!」

そこらじゅうの「韓流ショップ」へ鬨の声をあびせつつデモは進む。店員やらが顔を出して薄ら笑いをうかべながら様子を覗っている。デモ隊のボルテージはかなりあがっているので、ここで韓国人やらが妙な挑発とかしてきたら、面倒なことになっちゃうんじゃないかと少しヒヤヒヤした。

幸い、特段揉め事もなく、終着点の運動公園についた。やれやれ。



今回のデモは趣旨としては全面賛同するが、やはり少し血の気が大目だったのだろうか、韓国旗の踏みつけや参加者の荒っぽい言葉遣いなど、少し抵抗を感じる部分もあった。

デモに対する思いは人それぞれかとは思うが、こういうデモの一番の目的は、政府や韓国(人)に対してメッセージをぶつけることではなくて、さほど興味のない一般の市民(日本人)に対し、問題点を明らかにしてみせる、つまり啓蒙という面が大きいのではないかと思う。

その意味では、一般の人にも受け入れやすいよう、乱暴な言葉遣いや威圧感のある服装(軍服)などは控えるなど、見栄えや運営には工夫が必要だったのではないかと思う。

日の丸や旭日旗をもって沿道の人に罵声を投げかけるなど、あってはならんと思うな。それじゃ引くわ。気持ちはわかるが、エセ右翼みたいなマネは謹んでいただきたいものである。


さて、このデモの様子が月曜の朝、「めざましTV」で報道されていた。
どうもデモの終着点に近い新大久保の一角で、韓流ショップをデモ隊の一部が取り囲んで「帰れコール」をあげながら女性店員(日本人?)ともみ合いになるという悶着があったようだ。恐らくはデモ隊の最後列での出来事だろう、そんなことになってるのは知らなかった。

ところでさすがはテレ朝である。大したこともないこの一事のみを取り上げてまるでデモ隊が乱暴狼藉を働く暴徒のような伝え方。デモ参加者の意見など全く無視で、金切声をあげる女性店員の声ばかりを伝え、明らかにこのデモを貶めようという意図で編集されていた
まあたしかにお行儀の悪いところもあったけれど。反原発デモを扱ったときの同情的な報道姿勢とはずいぶん違いますな、アサヒさん。


李大統領の暴挙のお陰で、韓国のキ○ガイっぷりが少しずつ浸透してきている。これはむしろよい兆候ととらえるべきだろう。自分でもいろいろ抵抗を感じる部分はあったとはいえ、こういうデモ等で嫌韓の輪を広げていくことも決して無意味ではないなと思った。