有楽町街宣 追記

有楽町街宣・デモについて、当日俺が見逃してしまった前半も含め、一連の映像をあらためてyoutubeで見た。
youtubeには実況動画がたくさんアップされているが、これが聞き易いようだ。

http://www.youtube.com/watch?v=OSiqwFGqQgM
http://www.youtube.com/watch?v=5LpuB05tWlg
http://www.youtube.com/watch?v=UzfJRH5BHDI


中野剛志氏の「講義」は大変興味深いものだった。さすがに自称TPP芸人だけあってユーモアをまじえつつ、伝えるべきことは理路整然とわかりやすいものだった。特にいわゆる「反軍演説」を引用した節は心にせまるものだった。この演説は有名なので俺も目にしたことがあるが、70年も昔の演説が、単語をいくつか入れ替えるだけで、これほどまで今の日本がおかれた状況に合致してしまうとは。演説文を読む中野氏の力強い口調に、あらためて胸が熱くなった


その前の開会の宣言をする山田前農相だが、演説を聞いて少し安心した。失礼ながら、実はこの人の本気度は少し疑っていたのだが、何とかしてくれるかもしれないと淡い期待は抱かせてくれた。いやまじで、頼みます。

それにしても山田氏に対するヤジにはさすがに閉口した。現場にいなかったのでどんな輩がヤジっているのかはわからないが、彼に対して「売国奴」よばわりである。これはさすがに相手を間違えてるよ。山田氏がここまで民主党内で反対論陣を張ってなかったら、TPPなんて一気に交渉参加に持ち込まれていたかもしれないんだぞ。

原口氏に対するヤジもどうかと思ったが、これはちょっとありえんなぁ。
山田氏が話そうとしているのに「俺たちは中野先生の話を聞きにきたんだー!」なんてバカなヤジを飛ばす輩もいる。いや、こういう奴絶対いるだろうとは思ったけど、頼むから恥ずかしいこと言わんでくれ。まさか国旗組じゃないだろうな。


演説の内容として一番よかったのは、新党日本田中康夫氏かな。さすがに演説うまいな。これはイデオロギーを越えた戦いだ!と宣言していた。確かに、今回のデモの最も大きな意義はそこにあったと思う。大新聞系のネット記事では、相変わらず「農業団体の動員があったもよう。」なんて書いてたけどね。全く救い難い。
田中氏はちゃんと議員として、自分達の行動として述べてくれている点もよかった。

こりゃ、街頭演説は前半のほうがよほど充実しているなぁ。これは惜しいことをした。前半に比べたら後半はだいぶダレていたからなぁ。


今回の街宣・デモに対する印象も少し違ってきたようである。