11/5 TPP反対デモ@有楽町 その1

11月5日(土)、有楽町で行われた反TPP演説会&デモに参加してきた。

レポートと感想をつらつら書いてみようと思う。


10/29のデモは保守派系、10/30は左派系のデモだったが、今回は民主党のTPP反対派を中心とする国会議員などが参加する団体のデモであり、傾向的には左派色が強いようだ。
ただ、俺もそうだが、保守派の論客である中野剛志氏が登壇されるとあって、保守派市民もイデオロギーを超えて参加していた。

見えない壁に隔たれていた左右の双方が、TPP阻止という目的でまがりなりにも手を組んだ、ちょっと珍しい光景となった。

俺が現地についたのは14時過ぎごろ。すでに有楽町イトシア前は多数の参加者で埋め尽くされている。ざっと1000人くらいはいるだろうか。

残念ながら中野氏の演説は既に終わっていたようだ。まあ、彼の言いたいことはもうyoutubeだのなんだので十分聞いたから別にいいか。

大半は手ぶらか、現地で配っていたプラカードを掲げていたが、大きな国旗を掲げた人も少なくない。国旗を見ると少し安心する。俺もおもちゃみたいな小さな日の丸を取り出して演説を聞いた。

しかし街宣車に登るメンツはどうも妙なのが混じっている

「私はイキモノ代表です」とか言ってるオバハン。何を言ってるのかよくわからない。ドジョウ鍋でも食べてなさい。

次に上がった自称芸術家の女性はマイクを握るなり「今日はガイガーカウンターを持ってきました」と宣言し、放射能がどうとか、TPPと関係ない話をしかも支離滅裂に叫んでいる。内親王殿下をさん付け呼ばわりした挙句に国旗持ってる連中を右翼呼ばわり。悪いこと言わないから、魔法の国へお帰りなさい。

若い女の子ちゃんも台に上がったが、彼女の方がよほどまともなことをしゃべってたぞ。

自民、民主の国会議員も登壇。民主党原口氏が出てきたときは、国旗組を中心に「カエレ」コールのブーイングがあがる。そりゃそうだよなぁ。どこの党のせいで国民が貴重な休日潰してこんなことしなくちゃならなくなったのだ。まずは一言、「うちの代表のせいでご迷惑かけて済みません」くらい言ったらどうかね。高いところからエラそうに説経垂れるんじゃないよ。

とまあ、いいたいことは俺もいろいろあるのだが、とにかくTPPを阻止できるのは民主の反対派議員だけだ。ここはどうあっても彼らに気持ち良くなってもらい、ダンコたる行動に出てもらわないことにはどうしようもないのだ。

原口さん、わかってるのかな?これはあなた方に対するデモでもあるのだよ?
ま、その意味では彼に対するブーイングは必ずしも得策ではないかな。国旗組も気持ちはわかるがここは自重しといたがよろしかろう。

それにしてもせめて国会議員、民主党員としてTPPをどう阻止するのか、戦略を語ってくれないものか。正直いって今日の他人事みたいな彼の演説を聞く限り、本当にやる気あるのかなぁとかなり不安になったのは事実。最後にゃようやく「民主党をぶっ壊してでもがんばりたい」とは言っていたけど、ウソつき・口ばっかは民主党のデフォだからな。。

その後に上がった民主議員はもっとひどい。話はTPPから外れて「我が党は」的な演説を始める。やれやれだ。

そんなふうにラリパッパだったり、我田引水をする者がいるおかげで、会場全体の一体感的なものはついに醸成されずじまいだった。

まあ、その他の出席者の演説はおおむね妥当なところか。ちょっと気になる点があったので後で書くが、賛同できるところには拍手しておいた。
そして15時ころ街頭演説会は終了し、このあと15:30から始まるデモの告知があって一旦解散。


そんなこんなで、(にわか)ネット右翼な俺にとっては違和感満載の複雑な街頭演説会だった。国旗組がいなかったら帰っちゃったかもしれないな。
まあ、そうは言っても、とにかくTPPを阻止したい気持ちはみんな一緒のはずだ。ひどくぎこちない左右共闘ではあったけれども、仕方ないところはあるかな。俺もつい、見えない壁をつくってしまっていた。いかんいかん。

マスゴミさんたちも来ていた。日テレ、TBSのカメラが見える。

このデモ映像からTPP推進論にどう捻じ曲げていくつもりだろうね。まあ好きなように捏造してればいいさ。見る気はないし。


後半はデモ行進へ。