入間航空祭 その2

祭りのクライマックス、曲技飛行が終わると、観客たちもわらわらと帰り支度を始めた。

俺はもうひとつのお目当てを拝みに場内を歩き回った。

これがそのお目当て、F-2戦闘機だ。

飛んでいるところは残念ながらほとんど見れなかったが、戦うためだけにつくられた、一切の無駄がない滑らかなフォルムは、ぶっそうな兵器とはいえやはり美しいものだ。

整備士だろうか、座席についてなにやら作業をしている。

そしてそのままレッカー移動で滑走路まで運ばれていった。

ちなみにF-15も是非見たかったのだが、やはりタンク落下事故の影響で今回は展示を見送ったそうだ。残念。


T-4練習機が滑走路を走る。乗員がお茶目を振りまいていた。つらい訓練の日々も、こんなお祭りがあると癒されるんだろうなぁと勝手な想像。

格納庫にはそのT-4が間近で見れるよう、展示されていた。

こちらは退役間近のRF-4Eファントム偵察機、のおしり。やはりイルカ君と違ってデカいしゴツい

偵察機なので、「見敵必殺」ならぬ「見敵必撮」

この機体もずいぶん長く日本の空を守ってくれたものだ。

本物のフリーク達の機材はやはり常軌を逸している。

さきほどのコブラが所属の基地へ飛び立っていった。

もうすっかりイルカ君のファンになってしまった。


地上装備も展示されている。これは対空ミサイル発射装置。いわゆるペトリオットだ。
こいつが火を噴く日が来ないことを切に祈るばかりである。


さんざん堪能してようやく俺も家路に向かう。
稲荷山公園駅へ通ずるメインストリートはやはりこの混雑。

俺は北側の門から出て稲荷山公園を散歩しつつ駅に向かったので、スムーズに電車に乗ることができた。

発車した電車から外を見ると、電車にのれずに踏み切りで立ち往生する恐ろしいばかりの人だかりが。。。
迂回しておいてよかった。


以上、一年間楽しみにしていただけはある充実したイベントだった。
これは子供でもつれてきたいものだ。男の子なんか、絶対「俺、海賊王やめてパイロットになる!」って宣言しちゃうに違いない。

天気は曇りであいにくだったが、また来年もぜひ訪れてみたい。楽しみがひとつ増えた。